「マンション」という言葉が定着したのは昭和30年(1955年)以降、鉄筋コンクリートで造られた集合住宅が次々に建設されたころにさかのぼります。
私は1956年生まれですが、ちょうど小学校に入学したときに、木造の民間賃貸住宅から新築の「県営団地」に引っ越しました。
鉄筋コンクリートの5階建てで、新築ホヤホヤ(コンクリートが生乾きの状態)に入居したことを覚えています。
日本住宅公団や民間企業によって大量供給された分譲マンション黎明期
県営団地は最終的に1号館から12号館までの12棟が建てられましたが、我が家(2号館)の向いの1号館は工期が間に合わず、引っ越してきてからも暫くは突貫工事が行われていました。
足場はすべて丸太足場、左官屋さんがモルタルをネコと呼ばれる一輪車でエッサエッサと運んでいた光景が忘れられません。
この12棟の団地は5階建て(もちろんエレベーターはありません)と、メゾネットタイプで長屋形式の二種類がありました。